中国企業家の躍進つづく

世界の大富豪の話題です。

3月2日、胡潤研究院が発表した「2021年胡潤世界富豪ランキング」によると、1位は米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）で初めてトップに立ち、資産総額は1兆2800億元（1元は約16.5円）。アジアのトップは「ボトルウォーターの王様」と呼ばれる67歳の鍾睒睒氏。今回は初めて中国不動産業界の企業家が中国ベスト10に1人も入らなかった、と中国メディアが伝えています。

今年は、アジアの10億ドル級の企業家が世界の51％を占め、資産総額は45％を占め、初めて世界の他の地域の合計を上回ったこと、過去1年間に、中国で新たに誕生した新顔の富豪は世界の他の国の新顔を合わせた数よりもさらに多い上に、米国を大きく上回ったことなども伝えています。

このランキングからも、アジア、とくに中国企業家の躍進が見て取れます。

ちなみに2020年10月に発表された「2020年中国富豪ランキング（The Richest people in China）」では、1位アリババの創業者馬雲（ジャック・マー）氏、2位テンセント（騰訊）創業者の馬化騰（ポニー・マー）氏、3位2020年に上場を果たした飲料メーカー「農夫山泉（Nongfu Spring）」を創業した鍾睒睒氏となっており、鍾氏は昨年はじめてランクインしています。

2021年は新型コロナウイルスの感染拡大で世界が混乱しました。

多くの人々が混乱に飲み込まれ、あえぐ中で、富は偏在的に確実に蓄えられているようです。

祝您有个美好的一天！（良い一日を！）