中国、スマート教室が南開大学に登場

天津市にある南開大学はこのほど、新型のスマート化された教育環境を創造する目的で、研究討論用のスマート教室を16室新設したという話題です。

http://j.people.com.cn/n3/2021/0323/c94638-9831751.html

 

どれほど「スマート」なのかと記事を読み進めると、

スマート教室には、テーブルがアトランダムに配置かれ、キャスター付多機能チェアが配備され、四方の壁にはマルチメディアスクリーンが設置されているとの説明があります。

 

確かに、中国の大学のほとんどの教室は、教師が立つ教壇が有り、学生の机や椅子などが固定した「一斉授業」型になっています。

そのため、学生間でグループ討論をしたり、移動したりするのが大変不便で、授業の進め方が限定されてしまいます。

教員と学生の「ゼロ距離」交流、学生同士の討論、マルチメディア教材の提示などを展開するのに便利な学習環境は、これからの学びには欠かせない要素です。

 

私自身も、大学に交渉したことがありますが、教室設備の変更はなかなか容易ではなく、聞き入れてもらえず、残念な思いをしてきました。

 

この南開大学のスマート教室の取り組みが刺激となり、他の大学に広がって行くことを期待したいと思います。     

 

祝您有个美好的一天!(良い一日を!)