中国、驚異の「リベンジ的旅行」

中国は、清明節の連休が終わりました。

中国文化・観光部（省）が5日に明らかにしたところによると、2021年の清明節には、全国の国内観光客数がのべ1億200万人に上り、前年同期比で144.6％増加し、新型コロナウイルス感染症前の同期水準の94.5％を回復したということです。

国内観光収入は同228.9％増の271億6800万元（1元は約16.8円）に達し、感染症前の56.7％を回復したと中国メディアが伝えています。

旅行予約サイトの飛猪がスマート検索サイトの夸克と共同で発表した「清明節連休旅行報告」によると、清明節には「リベンジ的旅行」のニーズが増大して、新型コロナウイルス感染症以降の観光市場が初めて爆発的な勢いを見せたようです。

このうち農村の民泊施設の予約量が前年同期の16倍以上増加し、観光地の入場券予約量も20倍以上増加したとのこと。

中国では、新型コロナウイルスの新規感染者が、全国で一日20～30人程度に押さえられています。

コロナワクチン接種も急速に進められています。

そうした中、観光地の観光客受入数、リゾートホテル・民泊施設の稼働率が感染症前の同期の水準に近づきつつあるようです。

また、博物館、図書館、美術館、文化館などの観光客受入数が増加し、展覧会、新劇、詩会、音楽会、舞台劇なども徐々に元の状態に戻ってきているようです。

祝您有个美好的一天！（良い一日を！）