呂岩の詩「牧童 」に思う
牧童
呂岩 〔唐代〕
草舗横野六七里,笛弄晩風三四声。
帰来飽飯黄昏後,不脱蓑衣臥月明。
青草を敷いたように広々とした原野に6,7里にわたって草地が広がっている。
(牧童が吹く)笛の音が夕方、風に乗って途切れ途切れに聞こえてくる。
(牧童が)帰宅し飯を食み、腹いっぱいになったころ、すでに日も暮れている。
(牧童は)蓑も脱がずに草の上に横になり、天空の明るい月を眺めている。
「牧童」は、唐代の詩人 呂岩(生没年不詳)の七言絶句。
この詩は、草原で暮らす牧童の生活を詠んだものです。
穏やかでのんびりとした牧童の生活が鮮やかに描かれています。
これは、世の中の喧噪から遠く離れた平穏な生活に対する詩人の憧れを反映しているようです。
参考:https://so.gushiwen.org/shiwenv_486a03cdbd29.aspx
放課後にかごめかごめと子らの声深き秋思に誘はれ聞く cogito