福島原発事故の汚染水海洋放出決定に対する中国の反応

 

日本政府が、13日、福島原発事故の汚染水を海洋放出により処理することを決定したことに対し、中国外交部は談話を発表しました。

日本の隣国であり利害関係国である中国は、この件に対し重大な懸念を表明するとしています。

http://j.people.com.cn/n3/2021/0413/c94474-9838640.html

 

また、外交学院国際関係研究所の周永生教授は、「日本がこのようにするのには、主に3つの原因がある」とし、以下のように指摘しています。

第1に、現在は多くの国の人々の反対やメディアの反対などはあるものの、法律のレベルにまで達した事例がない。そのため目下の反対の声はある種の『弱い反対』であり、強制力を持っていない。

第2に、日本の行動に対して、現在は主に周辺の東アジア諸国が反対しているだけで、欧米諸国の反対の声はそれほど大きくない。

第3に、日本が国際原子力機関(IAEA)において大きな勢力を持っていること。日本政府が派遣した職員が長きにわたり事務局長を勤め、日本は大きな影響力を持っている。そのため、IAEAには日本に加担する傾向がある。

http://j.people.com.cn/n3/2021/0413/c94476-9838613.html

 

この決定に対しては、学生からも意見を求められました。

中国での関心の高さを感じます。

日本の責任ある言動を期待します。

                                                                      

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