2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

儒教文化は、日本にとって如何なるものか

中国人民対外友好協会と山東省人民政府が共催する「中日韓マッチング協力発展in山東」シリーズイベント開幕式が25日、山東省済南市で開かれ、出席者一行は26日に曲阜を視察し、孔子博物館、孔廟、尼山聖境を訪れ、儒教文化の衰えぬ魅力を実感した、と中国メ…

楊巨源の詩「城東早春」に思う

城東早春 楊巨源 詩家清景在新春,綠柳才黃半未勻。 若待上林花似錦,出門俱是看花人。 詩人が愛してやまない清新なる景色は、まさにこの早春の中にある。緑の柳の木に黄色がかった新芽が芽生えてくる、まさにこの季節だ。 長安の城内に花が咲き誇り、錦のよ…

中国、連休中の人気博物館の入場チケットが入手困難

中国では、労働節の連休(5月1日~5日)は、どこも観光客であふれかえることが予想されています。 今までは穴場と見られていた博物館も入場チケットが入手困難な状況になっているようです。 http://j.people.com.cn/n3/2021/0428/c94475-9844720.html 一日の…

白居易の詩「錢塘湖春行」に思う

錢塘湖春行 白居易 孤山寺北賈亭西,水麵初平雲腳低。 幾處早鶯爭暖樹,誰家新燕啄春泥。 亂花漸欲迷人眼,淺草才能沒馬蹄。 最愛湖東行不足,綠楊陰裏白沙堤。 <春の杭州西湖を行く> 北から孤山寺を回って西の貿亭を目指せば、西湖の湖水は初め平らで、雲…

敦煌市への旅行ブームが盛りあがりをみせる

中国ももうすぐ労働節の連休です。 連休が近づくのに伴い、甘粛省敦煌市への旅行ブームが盛りあがりをみせ、観光のピークシーズンが到来している、と中国メディアが伝えています。 観光のピークシーズン迎えた甘粛省敦煌--人民網日本語版--人民日報 (people.…

 杜甫の詩「春望」に思う

春望 杜甫 國破山河在, 國破れて 山河在り, 城春草木深。 城春にして 草木深し。 感時花濺淚, 時に感じては 花にも涙を濺ぎ, 恨別鳥驚心。 別れを恨んでは 鳥にも心を驚かす。 烽火連三月, 烽火 三月に連なり, 家書抵萬金。 家書 萬金に抵たる。 白頭…

中国、激しい黄砂発生 街全体が黄色くかすむ

またしても中国では大規模な黄砂が発生しています。 25日午後3時ごろ、甘粛省張掖市で激しい黄砂が発生したのに続き、午後5時ごろには、内蒙古(内モンゴル)自治区阿拉善(アルシャー)盟阿拉善右旗巴丹吉林(バダインジャラン)鎮でも激しい黄砂が発生し、…

李華の詩「春行即興」に思う

春行即興 李華 宜陽城下草萋萋, 宜陽城下 草萋萋たり 澗水東流複向西。 澗水東に流れて 復た西に向う 芳樹無人花自落, 芳樹人無く 花自ずから落ち 春山一路鳥空啼。 春山一路 鳥空しく啼く 宜陽の町の郊外に春の若草が生い茂り、谷川の水は東へと流れ、さ…

中国、上海バラの花祭り

上海で行われているバラの花祭りの話題です。 上海市嘉定区の迎賓路では、あちらこちらでバラの花が満開になり、目を奪われるほどの鮮やかさになっていると中国メディアが伝えています。 http://j.people.com.cn/n3/2021/0425/c94475-9843328.html 同区新成…

杜審言の詩「和晉陵陸丞早春遊望」に思う

和晉陵陸丞早春遊望 晋陵の陸丞の早春遊望に和す 杜審言 獨有宦遊人, 独り宦遊に人有り 偏驚物候新。 偏えに物候の新たなるを驚く 雲霞出海曙, 雲霞 海を出でて曙け 梅柳渡江春。 梅柳 江を度って春なり 淑氣催黃鳥, 淑気 黄鳥を催し 晴光轉綠蘋。 晴光 …

中国人の読書傾向

中国の人々は、どのような本を読んでいるのでしょうか。 京東研究院は京東図書と共同で、「2021京東読書データ報告書」を発表しました。 「2021京東読書データ報告書」、自己啓発本が人気--人民網日本語版--人民日報 (people.com.cn) 報告書によると、昨年以…

賀知章の詩「詠柳」に思う

詠柳 賀知章 碧玉妝成一樹高,萬條垂下綠絲絛。 不知細葉誰裁出,二月春風似剪刀。 碧玉で着飾ったように美しい柳の木は、すらりと高く伸び、無数の新緑の枝葉を絹紐のように垂らしている。 この細い柳の葉は、誰が切り裂いたのだろうか。そう、まるで剪刀の…

「中国ワンダフルライフ大調査」あなたが変えたいものは何ですか?

「変えたいものは何ですか」と聞かれたら、どう答えますか。 このほど中国で「変えたいもの」に関する調査がおこなわれました。 この「中国ワンダフルライフ大調査」は15年連続で実施されており、中国の国民が今感じていることを調査し、今年も「中国の人々…

白居易の詩「南湖早春」に思う

南湖早春 白居易 風回雲斷雨初晴,返照湖邊暖複明。 亂點碎紅山杏發,平鋪新綠水蘋生。 翅低白雁飛仍重,舌澀黃鸝語未成。 不道江南春不好,年年衰病減心情。 春風が吹いて雲は消え、雨も上がって青空が広がり、陽光が湖面を照らして暖かく、かつ明るくなっ…

中国のネットで話題の銀竜草

中国のネット上で、ある植物が話題になっています。 浙江省杭州市径山九竜瀑で見つかったこの植物は、全体が透き通るような純白で、その形は人気ゲーム「プラント vs. ゾンビ」に登場するキャラクター「ピーシューター」にそっくり。また「イヤホンみたい」…

李白の詩「春怨」に思う

春怨 李白 白馬金羈遼海東,羅帷繡被臥春風。 落月低軒窺燭盡,飛花入戶笑床空。 あなたは白馬に跨がり金色の羈を引いて遼海の東(遼東半島)を疾走しておられましょう。私は刺繍を施した帳の中で、錦の布団を掛けてひとり春風に吹かれております。 月は西に…

中国が世界最大の言語資源バンクを構築

中国言語保護プロジェクトの話題です。 2015年にスタートしたこのプロジェクトは、最先端技術を使って、中国の方言や少数民族の言語、会話体の言語文化などの実際の言語資料を収集・記録することを目標としています。そして、科学的な方法を通して、整理、加…

杜牧の詩「寓言」に思う

寓言 杜牧 暖風遲日柳初含,顧影看身又自慚。 何事明朝獨惆悵,杏花時節在江南。 春、暖かい風が吹き、柳には新芽が芽吹いている。(このような素晴らしい日に)私は自分の影を顧みて自分を恥じている。 この聖明の朝代に何が私を一人鬱々とさせるのか。今こ…

中国、上海在住の台湾人を対象とした新型コロナワクチン接種予約スタート

上海市は、2021年4月19日0時より、「接種内容に対して理解し、自ら希望し、費用を自己負担し、リスクは自己責任とする」という原則に基づき、上海に在住する台湾人のうち年齢条件を満たす人々(18歳から75歳まで)を、国産ワクチン(市場流通段階)接種対象…

王勃の詩「羈春」に思う

羈春 王勃 客心千裏倦,春事一朝歸。 還傷北園裏,重見落花飛。 千里の道を漂泊し名を追い求めようとすることには倦み疲れ、春の風物は私を帰郷への思いに駆り立てる。 北園の情景は何故このように人を感傷的にさせるのか。またしても花々が風に舞い、散って…

中国の若者には、「たくましさ」が足りない!?

中国の大学生は、マナーが向上し、おしゃれに気を遣い、他人への心配りもできる、これが最近の私の印象ですが、「たくましさに欠ける」というのが、中国社会における若者の印象のようです。 「青少年がたくましさを養うよう導くにはどうすれば良いか」という…

韋應物の詩「春遊南亭」に思う

春遊南亭 韋應物 川明氣已變,岩寒雲尚擁。 南亭草心綠,春塘泉脈動。 景煦聽禽響,雨餘看柳重。 逍遙池館華,益愧專城寵。 谷川は明るさを増し、気候もすでに暖かくなったが、山の岩は雲が覆い、まだまだ寒い。 南亭の枯草には緑の新芽が芽生え、早春の池に…

ボアオ・アジアフォーラム開幕

ボアオ・アジアフォーラムが18日に海南省博鰲(ボアオ)で開幕しました。 発表では、アジア経済は2021年に回復的な成長を見せ、成長率は6.5%を超える見込みだとしています。 また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響について、アジア経済体の経済発展は世…

杜牧の詩「即事」に思う

即事 杜牧 小院無人雨長苔, 小院人 無く 雨 苔を長じ, 滿庭修竹間疏槐。 滿庭の修竹 疏槐に間る。 春愁兀兀成幽夢, 春愁兀兀として 幽夢を成し, 又被流鶯喚醒來。 又た 流鶯に喚び醒まし來らる。 雨が降った後の小さな庭には、人の気配がなく、苔むして…

中国重慶、世界初の自動運転クラウドバス開通

4月16日、世界初の自動運転クラウドバス(「雲巴」、軌道交通)が重慶市璧山区で開通したという話題です。 このモデル路線は総投資額が18億元(約300億円)に上り、璧山高速鉄道駅と重慶地下鉄1号線の璧山駅を結び、メイン路線は全長15.4キロメートル、駅は1…

 賈島の詩「題李凝幽居」に思う

題李凝幽居 李凝の幽居に題す 賈島 閑居少鄰並, 閒居 鄰並少に, 草徑入荒園。 草徑 荒園に入る。 鳥宿池邊樹, 鳥は宿る 池邊の樹, 僧敲月下門。 僧は敲く 月下の門。 過橋分野色, 橋を過ぎて 野色を分かち, 移石動雲根。 石を移して 雲根を動かす。 暫…

中国、上海に「思いやり乗車」機が登場

中国、上海に「思いやり乗車」機が登場した話題です。 この「思いやり乗車」機は、上海49番路線バスの終点停留所である上海体育館に設置されています。 公共交通カードや小銭を携帯し忘れたり、スマホ電源が切れたりした場合でも、乗客がこの機械にある丸い…

賈島の詩「三月晦日贈劉評事 / 三月晦日送春」に思う

三月晦日贈劉評事 / 三月晦日送春 賈島 三月正當三十日, 三月 正に當たる 三十日, 風光別我苦吟身。 風光 我が苦吟の身に別る。 共君今夜不須睡, 君と共に 今夜睡るを須ゐず, 未到曉鍾猶是春。 未だ 曉鐘に到らざれば 猶ほ是れ春。 今日は3月30日、まさ…

中国、メーデー連休の旅行者は延べ2億人! 最も熱い連休になりそう

中国は、清明節の連休を通して、旅行業界の爆発的な回復ぶりが伝えられましたが、次のメーデー連休はさらにすごいことになりそうです。 旅行予約サイトの携程旅行網(Ctrip)が14日に発表したデータによると、これまでにプラットフォームを通じて予約された…

韓愈の詩「晚春二首·其二」に思う

晚春二首·其二 韓愈 誰收春色將歸去, 誰か春色を收めて將に歸り去り 慢綠妖紅半不存。 慢綠 妖紅 半ば存せず。 榆莢隻能隨柳絮, 榆莢 祗だ能く柳絮に隨い, 等閑撩亂走空園。 等閒 撩亂 空園 を走る。 誰がこの春色を納めて立ち去ろうとしているのだろうか…