崔道融 の詩「牧豎」に思う

   牧豎 

    崔道融 〔唐代〕

牧豎持蓑笠,逢人気傲然。 

臥牛吹短笛,耕却傍渓田。

 

牧童は蓑をまとい、笠をかぶって、人に出会えば得意げである。

(放牧をするときは)牛の背に臥して笛を吹き、牛が田を耕しているときは、田の近くの渓流で遊んでいる。

 

「牧豎」は、唐代の詩人 崔道融(生没年不詳)の五言絶句。

この詩は、牧童の様子を詠んだものです。

 

牧童の天真爛漫でやんちゃな様子が描かれています。

農村の牧童のゆったりとしたのどかな生活が表現され、詩人の恬淡とした内面が体現されたものともいえそうです。

 

参考:https://so.gushiwen.org/shiwenv_8591df870f2b.aspx

 

空蝉を踏み散らしたる子供らの眼の中にある小さき獲物  cogito

 

 

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